皮革を鞣す(なめす)とは
- okano997
- 2022年12月13日
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布を知らなかった古代人の衣服は、動物の皮を利用していました。 そのため、皮が腐敗したり、硬くなる欠点を取り除くために、動物の脂、草や木の汁につけたり、煙でいぶしたり、いろいろと工夫していました。 その方法の中で最も発展した方法は、草や木の汁を使う方法で現在の「タンニン鞣し(なめし)」として行われている方法です。 今日残されている最古の革製品である古代エジプト時代のものから裏付けされています。 タンニン鞣し(なめし)は、草木の中に含まれているタンニン(渋)とコラーゲン(たんぱく質)を結合させて鞣す(なめす)方法ですが古代には純粋なタンニンを抽出する技術がなかったので長い時間かかりました。 その後、化学の進歩により改良され種々の用途にしたがって容易に「鞣す(なめす)」ことが出来るようになりました。 草木を利用する方法に金属を用いて鞣す(なめす)方法も発見され用途が広くなり同時に品質も著しく向上しました。
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